お見送りができて、私たちも幸せです

こんにちは。

有料老人ホーム翔陽です。

クリスマスが過ぎて、

一気にお正月モードになりました。

翔陽でもツリーから門松に変わりました。

さて、この一年。

翔陽ではたくさんの出会いと別れがありました。

「最期をどう迎えたいか」

今回その一例をご紹介したいと思います。

90代女性の方でした。

「目指せ100歳！」がご家族と私たちの目標でもありました。

しかし、段々と食事がとれなくなり、厳しい状態を何度も乗り越えました。

入院をするか、施設で過ごすか。

今年はコロナウイルスの流行でどこの病院も面会制限がされており、

入院すると会えなくなることが問題でした。

ご家族・主治医・職員とで話し合いを繰り返し。

結果、翔陽で最期を迎えることとなりました。

「本当は家で看取ってやりたい。でも怖い、自信がない」

ご家族の時間が許す限りご本人との時間を確保し、

台風の日はお部屋にベッドを置いて一緒に眠れる環境をつくり、

時には職員とご家族と何気ない話で盛り上がり、

数か月が過ぎたころ穏やかに息を引き取られました。

最後の最後に私たちができることはなんだろうと考え、

翔陽では髪を洗い、身体を洗い、湯船に入ってからお見送りしています。

どこのスーパーが良いとか、

美味しいおかきの話とか、

親子喧嘩に笑わされたこと、

翔陽で過ごした半年弱の間に色々あったなと思いだしながらのお別れでした。

先日、ご家族からお手紙を頂きました。

私たちの方こそ感謝しています。

翔陽では状態の悪い方や、病状の重い方の受け入れを行っています。

来年も入居者さんに寄り添い、

私たちにできる精一杯を考えていきたいと思います。

本日のブログ担当：翔陽の司令塔