言われてみると・・・

こんにちは。

有料老人ホーム翔陽です。

今回は翔陽のゴッドハンドの持ち主のお話をしたいと思います。

この方は片麻痺の方で言葉がうまく出ない方です。

でも意思表示はしっかりとされていて、指をさして会話をしたり、

調子が良いと言葉も出てくることもあります。

オムツを使用されているのですが、やはり痒いのでしょうね・・・

よく左手がオムツの中に入ってゴッドハンドになっていました。

ゴッドハンドだけなら良いんですが（いや、良くはないか・・・？）、

早く発見しないと服や布団、ベッド柵など色々な物が汚れるため入居者さんが嫌な気持ちになってしまいます。

１日何回も着替えたり、

拭くだけではどうにもならない時にはお風呂に入ったり、

都度対応していましたがある日言われました。

「触れないようにしたらいいのでは？」と。

私達職員もはっとしました。

確かに・・・

ゴッドハンドになってしまうことを当たり前のように思っていましたがそういう事もできることに気付きました(^-^;

でも、触れないようにするということはそれはそれでもどかしい気持ちになるのではという結論になり。

入居者さんにとってどちらが良いのかわかりませんが、

私達はそのままの対応をとることにしました。

そんなゴッドハンドの持ち主もある日突然旅立たれました。

「キャー！！ゴッドハンドよ！！」という入居者さんと職員の会話も聞こえなくなり、

朝一番に必ず行って「おはよう」と声をかけていましたがその流れも変わり、

とても寂しく思っています。

入居者さんは言葉の出にくい方でしたが、

賑やかな翔陽の１人だったんだなと改めて思っています。

向こうでまた元気に料理をして、お喋りができていますように(^^)

本日のブログ担当：翔陽の司令塔